◇普通救命講習会受講◇

2007年5月20日(日)
メンバーの中から普通救命講習を受講したいとの要望があり、行田消防署に相談したところ人数が纏まれば日曜日でも行っていただけるとのことで、水防演習の翌日、行田市消防署にて救命講習を受講いたしました。
当日は7組総勢16名が参加し、午前10時より2時間の受講でしたが、今後も折を見て受講キャンプ等開催したいと思います。
行田消防署の皆さん、柔軟に御対応いただき有難うございました。

☆心肺蘇生法とAEDの使用手順☆


1:反応を確認する
●傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼び掛けながら。肩を軽く叩き、反応があるか無いかを見ます。

2:助けを呼ぶ
●反応がなければ、大きな声で「誰かきて! 人が倒れています!」と助けを求めます。
●協力者がきたら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAED(自動体外式除細動器)を持ってきてください」と要請します。

3:気道の確保
☆傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします(気道の確保)
●片手を額に当て、網一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある堅い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます。

4:呼吸の確認
☆傷病者が正常な呼吸(普段どおりの息)をしているかどうか確認します。
●気道を確保した状態で自分の顔を傷病者の胸に向けながら、頬を傷病者の口・鼻に近づけます。
●10秒以内で、@胸や腹部の上がり下がりを見て、A息の音を聞いて、B頬で息を感じます。

5:人工呼吸
☆正常な呼吸がなければ、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
●気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。
●口を大きくあけて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を1秒かけて吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がるのを確認します。
●いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。

6:胸骨圧迫(心臓マッサージ)
☆2回の人工呼吸が終わったら、あるいは省略することにしたら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
●胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
○胸の真ん中(乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中)に、片方の手の付け根を置きます。
○他方の手をその手の上に重ねます(両手の指をお互いに組むと、より力が集中します。)
○肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が4〜5cm沈むほど強く圧迫します。
○1分間に100回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。
○圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に圧迫を解除します。

7:心臓蘇生法の実施(胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせを継続)
●胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。
●この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30:2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

8:AEDの到着と準備
@AEDを傷病者の横に置く
AAEDの電源を入れる
B電極パッドを張る

9:心電図の解析(AEDが自動で行う)

10:電気ショック

消防隊員が駆けつけるまで心臓蘇生法を繰り返す